遊行寺でチョコモナカを食べながら
Facebookで写真を上げた昨日の江の島の帰り道藤沢の遊行寺に寄ってみました。
正月の箱根駅伝でアナウンサーが「間もなく遊行寺の坂です!」と良く叫んでいるあの遊行寺です。
疲れた体には甘味だな、と森永製菓のチョコモナカをバックに入れて自転車を惣門に停めていろは坂を上り本堂へ。
まずは阿弥陀如来さまにご挨拶をして境内のベンチでチョコモナカ。
本堂の戸は開いていて阿弥陀如来像を拝むことは出来たのですが、やはり写真を撮るのは不遜な気がしました。
そんなゆったりとした時の流れの中で思うことはアメリカの大統領選挙の酷さだったり、権力志向に強く傾いている日本の政治のことだったりします。
そして更に踏み込めば実体のない「お金」というものが価値観の中央に強く根を張ってしまっている今の世の中のことについてです。
「物欲」というものに取りつかれたような世の中は一体何処へ向かっていくのだろう?悲観的に言えば結局破綻してしまうのではないだろうか?
そんな疑問と不安が交差します。
700年前といえば日本は鎌倉から室町時代。「太平記」の時代です。
奇妙な一致ですがヨーロッパではペストが大流行して人口の半数以上が死亡したとされています。
その時代から同じ場所に立ち続け人の業にまみれた世の中を見続けてきた老木は今何を思うのでしょうか?
米選挙の酷さも劣化に突き進む日本の政治も、
「結局は君たちの成せる業だよ」
と静かに語るように思えてなりません。
そしてそのような世の中を見たら一遍上人は何を語るのでしょうか?
大きな屋根の上をゆっくりと雲が流れていきます。