プレミア&リーガ最終節
イングランドプレミアリーグ最終節はかなりドラマチックでした。NHKBSで生放送していた「マンチェスター・シティvsクィーンズ・パーク」。シティは44年振りのリーグ制覇がかかっていました。常勝チームマンチェスター・ユナイテッドと勝ち点は同じ。でも得失点差で大きくリードしていて、とにかく勝てば自力優勝。引き分けか負けの場合は、ユナイテッドの結果次第になります。
しかし相手も対象チームの結果もあるものの、降格の可能性のあるクィーンズ・パーク。自力で残留を決めるには勝ち、もしくは引き分けが必要。。
クィーンズ・パークは前半は引き分けを狙っている試合運びでしたが前半終了直前にシティが先制。しかもクィーンズ・パークの降格争いチームであるがボルトンが前半を終わって1-0でリード。そしてシティの優勝争いチーム、ユナイテッドも1-0でリード。両チームとも勝たなければならなくなってしまいました。
後半になるとクィーンズ・パークが攻めに出ます。動きの硬くなったシティの隙を突きあっという間にクィーンズ・パークが逆転。2-1。そこからはシティの怒涛の攻撃が続きましたが、打てども打てども入らない。90分近くになるとシティファンの眼にも悔し涙が。90分終了、ロスタイムは5分。
ロスタイム1分過ぎに、コーナーキックからジェコがヘディングで遂に決め遂に同点。勢いを得たシティは試合終了直前にアグエロのゴールで遂に逆転。奇跡。
「スポーツは筋書きのないドラマ」と言い尽くされてきましたが、まさにその通りの展開。
結果を整理すればシティ、ユナイテッド共に最終節の試合は勝ち、勝ち点数は同点。しかし得失点差でシティの優勝。クィーンズ・パークはというと、負けはしたものの、降格争いチームのボルトンが後半に同点にされゲーム終了したために、自力脱出ではありませんでしたが降格を免れました。
フィールドにはシティファンがなだれ込みお祭り騒ぎ。シティの選手とクィーンズ・パークの選手が抱き合ってるシーンがありました。
方や優勝、方や一部残留決定。感動的なシーンでした。
さてスペインリーグ、「リーガ・エスパニョーラ」は最終節を待たずに、レアル・マドリードの優勝が決まりました。バルセロナが3年連続優勝だったので、まぁ、良いのではという気持ちではありますが、レアルは何と全試合を終えて勝ち点100。驚くべき数字。全勝で114ですからね。2位のバルサが91。しかし3位のバレンシアは61。あまり2強が凄すぎるという事です。かなり異議申し立てあり。
3年間注目して応援してきたビジャレアルが信じられない2部降格。数年前には2位になり去年も4位のチーム。2強を追うチームの有力候補でしたが、今季はスタートでつまずき低迷していました。サンティ・カソルラとカプテビラという中心選手の移籍、FWイタリア代表ロッシの怪我による長期離脱、など色々な要因はあれど、他にも経験と実力を備えた選手の揃ったチーム。持ち直すと多くの人が思っていたと思います。まさか降格するとは・・・。
「悪循環」という言葉がこれほどあてはまる事例も無いように思われます。ここ数試合もう一つでも勝っておけば残留争いから抜けられたのに、引き分けになってしまった試合がいくつか。しかもそのどれもが終了直前に追いつかれるというもの。
最終節のゲームも引き分けで残留決定なので、明らかに引き分けを狙った試合運び。結局後半に勝ち越されてしまいました。それでも残留争いの相手チーム、ラージョが勝たなければ残留できたのですが、何とラージョが試合終了直前に劇的な勝ち越し。
今年のビジャレアルを見ていると、組織というものが崩壊していく時の加速度的なものを感じてしまいました。あれほど美しい攻撃サッカーで魅了してきたチームが、引き分けを狙ってゲームをして、しかも無残に負けてしまう。4年間見続けて応援してきた身としては「あり得ない」の一言。まさに「貧すれば鈍する」。
立て直して一部に戻ってこれるのか、崩壊が更に進んでしまうのか?ちょっと胸が痛みます。
リーガ・エスパニョーラ残るは、カップ戦「コパデル・レイ」決勝。A・ビルバオvsバルセロナ。
そして欧州チャンピオンズリーグ決勝、「バイエルンvsチェルシー」。
今季の欧州サッカーも最終章。そしてその後はEURO2012です。





